第十六回 櫻井リーダーの「焼肉キングダム」
羊サンライズ(東京・)神楽坂
羊の概念が変わるジンギスカン屋
今回は、JR・メトロ飯田橋駅から徒歩10分程度、神楽坂から1本入ったところにあるジンギスカン「羊サンライズ」神楽坂店。コの字型のカウンターのみ14席のお店。
今回は男女6名で行きましたが、カウンターのみなので、2~4名くらいが適当かと思います。落ち着いた雰囲気で、みんなでワイワイというよりは、デート向け。大人のジンギスカン屋といった感じです。
ここの最大の武器は仕入れ力。自分たちの足で牧場へ行き、生産者と話をして、関係を築いています。海外との取引もありますが、輸入も国産も全品チルドで仕入れる拘り様。冷凍してしまうと、いわゆる羊臭さが出てしまい本来の羊の風味が損なわれるとのこと。
羊は月齢によって、ラム(12ケ月未満)、ホゲット(12ケ月以上24ケ月未満)、マトン(24か月以上)と分類されますが、国内外常時5か所くらいの牧場のお肉を用意してます。逆を言えば、行く度に仕入れの産地、月齢が違うので、毎回どんなお肉が入ってるのか楽しみでもあります。
月齢が高いほど、羊臭さはありますが、嫌な臭みはなく、ジンギスカンの臭みが苦手な方もここのは食べられると言ってました。それくらい新鮮な羊が食べられます。タレに浸けて食べるのも良いですが、私は軽く塩を打って食べるのが好きです。そちらの方がお肉の旨みや月齢によっての味の違いが楽しめるからです。
ジンギスカンだけじゃなく、タタキや羊串、羊カレー等もあり、サイドメニューもオススメですね。間で出してくれる野菜もいい箸休めになり、中でもオーナーの地元から仕入れている茨城県土浦産の蓮根はおかわりしたくなる逸品ですね。輪切りじゃなくて立て切りにして、羊からでる油を兜(焼き台)の上で吸わせながら焼いてくれます。
だいたい1 万円くらいあれば料理は一通り食べられると思います。ただお酒類は単価が高いので飲みすぎ注意。是非お好みの生産者や月齢を探してみてください。
お酒すすむ度 ★★
コスパ感 ★★
予約の取りづらさ ★★
ワイガヤ度 ★★

株式会社ウェルネスリーダーズ代表取締役。
神奈川県川崎市生まれ 月間20軒、年間250軒以上焼肉店を食べ歩きます。 基本はお酒を飲みながら、コスパの良いお店で、みんなでワイワイガヤガヤ焼肉を食べることが大好きですが、新たな発見を求め、多少お高い店を含め、色んな焼肉屋を日々巡っています。
『高級なブランド牛+有名店のタレ=美味しい焼肉』だとは思いません。 ランクの低いお肉でもタレとの相性が良くて美味しく食べさせてくれるお店が最高! そっちの方がお酒も進みます! ここでは、下町育ちの私なりの感覚でお店の特徴をお伝えしたいと思います。