和食STYLE

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千香子さんの和食大好き♥︎日記14「ぱくぱくチカチカ」

賀来千香子さんと日本各地の味を巡る和食の連載。今回は、賀来家の祖先の地でもある大分。スタイリッシュな店でいただく新鮮な関あじ、関さばが人気の『坐来 大分』に伺いました。

実は大分は賀来家の祖先の地。もともと大分の宇佐の出で、肥前島原藩の砲術師範「賀来飛霞」はご先祖様なんです。
以前に、テレビ番組でルーツを探る旅として大分を訪れたこともあるんですよ。なので今日は、『坐来 大分』に伺うのが楽しみでした。
必ずいただきたいのは、関あじのお刺身!40㎝という体長にも驚きましたが、流れの早いところで鍛えられているので、歯ごたえもぷりぷり。新鮮で脂っぽさがないので、青魚が苦手でも関あじなら食べられるという人も多いんですって。「りゅうきゅう」は関あじのヅケの美味しさに加えて、ネギ、茗荷、大葉、カイワレ、生姜とたっぷりの薬味がたまらない。
カボスの酸味も爽やかで、薬味だけでも美味しいくらい。肉厚で大きなしいたけにもビックリしましたね。口の中いっぱいにしいたけの香りが広がって、口当たりはアワビのようで、普通のしいたけとは別物でした。
『坐来 大分』はジャズが流れる洗練された大人の店。両親と一緒に来るのもいいけど、できれば素敵な人とデートしたいですね〜(笑)。

関あじのりゅうきゅうと刺身
  • 豊海
  • 九重(焼しいたけ)

一本釣りの関あじ、関さば。朝しめたばかりの魚が、その日の午後には店に到着。現地にも負けない新鮮なものがいただけます。〈左〉関あじのりゅうきゅうと刺身の盛り合わせ¥2,500〈中〉全7品、魚がメインのコース「豊海」¥7,200より、冠地どりのすき煮。豊後牛がメインのコース「豊山」¥9,100、お任せコース「坐来」¥12,400も人気(すべて税・サ別)。〈右〉アラカルトメニューの「九重(焼しいたけ)」¥1,550。直径約15㎝という大きくて肉厚なしいたけを炭火で焼き上げ、大根おろしとカボスでいただく人気の一品です。食材の8割は大分産を使用。

坐来 大分

坐来 大分(銀座)

〝坐来〟の意は〝いながらにして〟。東京にいながら、大分の恵みと人の温かさを味わえるようにという心がこめられています。「関あじ、関さば」など新鮮な海の幸、「おおいた豊後牛」、「豊のしゃも」と地元ならではの食材が魅力。
●東京都中央区銀座2-2-2 ヒューリック西銀座ビル8階
☎03-3563-0322(予約をお勧め)
17:30~23:00(L.O.22:00)
日祝・第1土曜休

ワンピース¥73,000(タダシ ショージ/タダシインターナショナル)バッグ¥210,000(ゲラルディーニ/三崎商事)
イヤリング¥7,000(ヴァンドームブティック/ヴァンドームヤマダ)ゴールドブレスレット¥24,000
ダイヤモンドブレスレット¥33,000(ともにヴァンドーム青山/ヴァンドーム青山本店)靴はスタイリスト私物。

撮影/西崎博哉(MUSTACHE)ヘア&メーク/板倉タクマ(nude.)スタイリング/藤井享子 取材・文/駿河良美

HERS 2015年8月号より