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大分県産米と米麹の出会い 老舗醤油蔵が作る昔ながらの甘酒

ついこの間まで爽やかな秋の気候を楽しんでいたかと思えば、あっという間にコートの出番。忍び寄る寒さで冷えた体に温かい飲み物が染み渡ります。でもひと口に温かい飲み物と言っても白湯だと味気なく、お茶やコーヒーはカフェインが気になる。そんな時こそ日本の伝統飲料・甘酒の出番。大正2年の創業以来、伝統を守って醤油づくりを続ける大分県の醤油蔵「蔵工房・二反田醤油店」の「麹あまざけ」はいかがでしょうか。



醤油と甘酒は真逆ともいえる味わいの食品。醤油蔵が甘酒を作るというのは一見すると意外に思えますが、醤油も甘酒もどちらも発酵の力を借りて作り出す食品と考えれば納得。二反田醤油店の「麹あまざけ」は、約100年続く老舗の発酵技術を生かし、昔ながらの製法で丹念に仕込んだ逸品です。

砂糖や塩を加えて作るものや酒粕を溶いて作るものなど甘酒にもいくつか種類がありますが、「麹あまざけ」の原材料はお米と米麹のみ。お米は地元・大分県中津市の中山間地で実った甘酒製造に最適なお米を使用しており、米麹ももちろん安心安全の国産原料を使用しています。

口にすると広がるのは、お米特有のふくよかな香りと甘すぎずすっきりとした味わい。お米に含まれるデンプンが酵素の力で分解されてできたブドウ糖が甘さのもとになっているので、仕事や勉強で頭を働かせた時の息抜きに最適。べたつくような甘さがないので、甘酒が苦手という方や初めて飲む方にもおすすめです。また、無添加かつアルコール分も0%なので、子供からお年寄りまではもちろんのこと、妊娠・授乳中でも安心して飲めます。



ストレートはもちろんのこと、ジュースや牛乳で割ったり、ヨーグルトに入れたりと、どんな食品とも相性が良いのも甘酒の特長のひとつ。寒い日は生姜やシナモンを加えて温めた甘酒を飲めば、体の芯からぽかぽかになります。必須アミノ酸やビタミンたっぷりの甘酒で栄養をつけて、きたる冬将軍を迎え討ちましょう。



麹あまざけ500ml¥780(税抜)


●蔵工房・二反田醤油店

0979−22−2354
http://www.nitanda.com/