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東京・恵比寿の人気天ぷら店が 麻布十番に2号店をオープン

日本ならではの食文化といえば、お寿司、お蕎麦、すき焼き、しゃぶしゃぶといった料理が思い浮かびますが、それ以上に日本独特なのが「立ち飲み」という文化。一人でも複数人でも思い立った時に立ち寄れてお酒1杯だけでも楽しめる立ち飲みですが、アジアの国々の中で立ち飲み文化がここまで発展しているのは日本だけのよう。
この日本伝統の文化を老若男女問わず身近な存在にしてくれる新しい立ち飲み店「喜久や 麻布十番」が10月27日にオープンしました。
有田焼のデザインを配した清潔感のある洗練されたインテリア。パンプスを履いた女性でも疲れにくい快適な高さを研究して取り付けられたカウンター。オープンから数週間経った現在、立ち飲み店にも関わらず訪れる客の6割は女性客で、女性同士や一人客での利用も多いそう。

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そんなこのお店で味わえるのが、サクっと小気味良い音をたてる衣の食感と、ホクホクと湯気を立てる旬の食材の風味を楽しめる天ぷらです。
しゃきっとした歯ごたえが楽しい「れんこん」¥200や、ぷりっとした弾力が魅力の「海老」¥300などの定番食材をはじめ、「パクチーのかき揚げ」¥450や、「トマトとモッツァレラのカプレーゼ」¥200といった変わり種まで、天ぷらで味わえるのは常時20種以上。さらに季節替わりの限定食材も用意されており、11月中は口の中でほろっと甘さが広がる「京都比沙家の栗」¥300や、ふわっとした身と脂のうま味が絶妙な「黒ムツ」¥500など秋の味覚を堪能できます。

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築地から仕入れた新鮮な食材を使用していながら、価格は1品¥150〜¥500とリーズナブル。調理には、油煙がほとんど出ないので服が油臭くなりにくい最新のフライヤーと、あっさりとした風味が特長の白絞油を使用しています。衣はほとんど油を吸っていないので、揚げたてが一番なのはもちろんですが冷めてもべたっとしないサクサクの衣に仕上がっています。
調理方法がシンプルなのでどんな飲み物とも相性の良い天ぷら。ここでぜひ一緒に味わいたいのが、ポルトガル産の微発泡白ワインです。海鮮の天ぷらと合わせて炭酸の爽やかな刺激を楽しめば、まるでスタンディングバーでワインを片手にフリットをつまんでいるような心地に。

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伝来当時の江戸時代には、屋台での立ち食い立ち飲みが基本スタイルだった天ぷら。当時のようにかしこまらずカジュアルに、天ぷらとワインのマリアージュを楽しんでみては。

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●喜久や 麻布十番

東京都港区麻布十番1-5-20 1F
営業時間16:00〜24:00(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)、土日祝16:00〜23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
TEL03-6721-0557
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