和食STYLE

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いますぐ島へ行きたくなる旅の本『季節のごちそう島マルシェ!』

近ごろ、島旅がブームです。青い海、豊かな自然、ゆっくり流れる時間、独特の文化……。島には癒しの要素が満ちあふれていますが、いちばんの魅力はなんといっても“食”。
手塩にかけて育てられ、ていねいに収穫される果実。農法が試行錯誤され、ブランド化された味濃い野菜。伝統はそのままに、その種類を増やしてきた酒や調味料。島食材でつくられる、季節替わりのカフェメニュー。
そして、小さいけれど、活気に満ちた島マルシェ。そこでしか味わえない海と山の恵みがぎっしりと詰まった日本の島々。そのすばらしさを再発見させてくれる旅本『季節のごちそう島マルシェ!』がこのたび刊行されました。

  • はごろもフーズ
  • はごろもフーズ

登場する島は7つ。1つ目の島は、山口県南東に浮かぶ[周防大島]。ブランドみかんの産地で、島がオレンジ色に染まる秋からが山海の食材も実りの時季を迎えます。珍しいみかん料理“あったかみかん鍋”のレシピなども……。
2つめの島は、オリーブ、醤油、そうめんの郷として知られる瀬戸内海の[小豆島]。手摘みによるオリーブの収穫が始まる秋からが旅のおすすめシーズンです。初搾りオリーブオイルや、オリーブ新漬けのお取り寄せ情報も要チェック。
3つめの島は、小豆島の西にある[豊島]。のどかな古民家カフェで何もしないぜいたくを体感できます。

4島目は、東シナ海、有明海、八代海の3つの海に囲まれた熊本県南西部の[天草]。豊かな漁場に恵まれ、新鮮な海の幸の宝庫であるのはもちろんのこと、島の薪が香るこだわりのコーヒーや、ごはんをおいしくするための器づくりに取り組む人気作家の窯、伝統ある天草更紗の復興など、食卓にまつわる魅力的な品々も。
5島目は、長崎県西方に浮かぶ五島列島の[福江島]。民泊が盛んなこの島では、お母さんに教わる漁師めしづくりを体験できます。
6島目は兵庫県の南に位置する「淡路島」。ブランド玉ねぎの産地では、玉ねぎ農家のさまざまな玉ねぎレシピを公開。そして、7島目は甘くみずみずしいフルーツ、サトウキビからつくられる黒糖などなど、南国の美味がいっぱいの[奄美大島]。パイナップル農園のヴィラに泊まって、島の恵みをじっくり味わう楽しみ方なども綴られ、旅心をはやらせます。

全編を通して、旬のごちそうが味わえるベストシーズンが記されていたり、写真にお取り寄せマークが付いていたり、島旅を計画している人、旅行に行けない人も、家に居ながらにして旅気分をおすそ分けしてもらえる美味しい1冊です。

さかな歳時記「二十四節気・白露」

『季節のごちそう 島マルシェ!』

光文社 ジェイブックス編集部/編著
2016年8月26日発売
定価(本体1,300円+税)
ISBN 978-4-334-97884-6