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日本さかな検定「ととけん」にチャレンジしてみませんか!

平成22年の第一回から7年目を数える〝日本さかな検定〟は古来、日本の食文化を支えてきた魚食が、近年加速度的に危機的状況が進んでいることを憂いてスタートした検定です。検定という形をとって魚への関心や知識を深めていただくことを願い、世界に誇る日本の魚食文化を再発見、再認識してもらおうというもの。
この〝ととけん〟企画委員長には服部栄養専門学校 理事長・校長の服部幸應氏、そして応援団には東京海洋大学名誉博士・客員准教授にして農林水産省 お魚大使のさかなクン、という強力なバックアップ体制も。そして「フード・アクション・ニッポン アワード2015」にて、 食文化・普及啓発部門優秀賞を受賞という実績もある検定です。
既に20000人以上の受験者があり、過去最高齢は89歳、また最年少は5歳という幅広さ。
今年6月26日(日)に行われた第7回の検定も、函館、八戸、石巻、東京、静岡、名古屋、富山射水、若狭小浜、大阪、宇和島、福岡の全国11会場で3000人近くの受験者がありました。
実施級は3級(初級)、2級(中級)、1級(上級)で、例えば第7回の問題では

●3級(初級):100問からQ61

赤、黄、橙、紫などまるで人工的に色付けしたかのように、カラフルな殻が特徴的なこの貝。貝柱は食用としてたのしめ、バター焼きに刺身、しゃぶしゃぶなどホタテガイにもまさる甘(あま)みがあります。この貝を選びなさい。

日本さかな検定「ととけん」にチャレンジしてみませんか!
①イガイ
②タイラギ
③トリガイ
④ヒオウギガイ
写真提供:愛南漁業協同組合 内海支所

●1級(上級):100問からQ96

「新鮮だからおいしいとは限らない」、魚のなかにはある程度熟成させたほうが旨みの増す場合があります。
魚の身に含まれるATPという成分が分解され旨みとなり、その量がピークに達したときがおいしいタイミングとか。1~2週間熟成すると旨みが増すとされる魚介を選びなさい。

①アジやイワシなどの青背魚
②イカやタコなどの軟体類
③タイやタラなどの白身魚
④マグロやハタなどの大型魚

いかがでしょうか?
協会のサイトにはガイドブックや副読本も販売されているので、来春の第8回検定、いまから準備を始めてみては?
日本さかな検定公式ホームページ http://www.totoken.com/

また、日本さかな検定協会の代表理事・尾山雅一さんには、二十四節気という季節毎に旬な魚を紹介いただくコラムを寄稿いただくことになりました。こちらもご注目ください。

※解答 初級:Q61→④ 上級:Q96→④