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食の国日本〝食〟プロデューサー 松田龍太郎ブログ

Foodnia Japan 食の国 日本 連載 第43回

「八百屋」を改めて問うこと。

みなさん、大変ご無沙汰しておりました。

1月当初に書かせてもらい、4ヶ月ほどちょっと充電時間をいただいておりました。そんな間に何をしていたかと言いますと「八百屋の2号店」を自社で横浜駅に出店しておりました。

●ヤオヤスイカ 横浜西口店(みなみ西口改札より徒歩1分)http://www.suika.me/yokohama

常日頃、いつも美味しいお野菜、果物を提案し、多くのお客様に食べていただいておりました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

もともと私たちが運営する「神楽坂 八百屋瑞花」は、「食に関するよろずごとを相談できる場づくり」として始めたのがきっかけです。そして創業当時から、その理念や思いを広げていくために、2015年より弊社が事業をさらに発展させて、今日に至っています。

その中で今回の2号店出店に関し、その理念を引き継ぎながら、自社としての次なるステップとして、今年冒頭に掲げた「人と食の接点を、よりよくする」ことをテーマに、私たちの神楽坂店以外でも「食に関するよろずごとを相談できる場を作りたい」ということを考えておりました。

もちろん、単純にお店を広げていこうというのは難しく、求人募集、仕入れ流通、そしてEC販売など、また「誰が作っていて、どうやって育てていて、どんな取り組みをしているのか」といった、お客様と生産者の接点が非常に多くなっているということも、皆さんも肌で感じているのではないかと思います。

とはいえ、売り場を見ますと、単に仕入れている商品が異なる程度で、ことこまかく触れておらず、少し有能なパッケージと売り場のカッコよさが、その代弁者として、お客様の「右脳」を賑わせている状況でもあります。そこで私たち、神楽坂八百屋瑞花は、そうしたことをせずに、ECよりも店頭販売での強さを出しているからこそ、お客様との信頼を勝ち得て、「人と食の接点を、よりよくする」ことを体現できていると自負しておりました。

そうした中、物流やネットが隆盛し、お客様が野菜に手や目に触れる場、特にスーパーなど私たちのような「神楽坂」「10坪」とは比較にもならない場所での展開やその影響力は計り知れないと感じるようになり、「もっと皆様の美味しい野菜をきちんとお出しできないか」と考えるようになりました。盲目的に「価格帯」「作り方(有機栽培ほか)」に左右されず、本当に美味しいものを適正にお出しできる、本来の八百屋のあり方のような場づくりを目指したいと考えております。

ちなみに、今回の新店舗名は「ヤオヤスイカ横浜西口店」です。全く異なる名前ではなく、とはいえ「カタカナ」になり、もっと「?」というイメージをお持ちかもしれませんが、よりカジュアルに「楽しさ、元気良さ」を伝え、新たなお客さまと土地に対して、よりとっつきやすいイメージで訴えかけていきたいという気持ちを込めて新たにしました。また、横浜という立地は既存の住民のほか、みなとみらいを含めて、30-40代の家族やカップルが駅を中心に増えております。特にこれから元気で健康に暮らして欲しい子どもたちに安心しておいしい野菜を食べてもらえるようなコンセプトで、その子どもたちに食べさせる親への「食育の一手」として、まずは八百屋瑞花の目利きをした青果を手にとってもらうことを目指したいと思います。

また、駅直結立地ということもあり、人目にも触れやすく、かつ多くの新しいお客様との「接点」が増えています。もちろん僕たちもその分リスクが上がってくる、営業時間が延びるなど検討事項がたくさんございますが、それを皆様の商品と共に「よりよく」すべくチャレンジしてみたいと思っております。

生産者が作ってくださるものが本当に美味しく、広く多くの方に知ってもらいたいと思っています。弊社としても精進して参りますので、ぜひ一度お店に足を運んでみてください!新店舗出店に際し、神楽坂店も含めより一層盛り上げていきます。

これからも八百屋瑞花をどうぞよろしくお願い致します。

松田龍太郎

松田龍太郎

1977年生まれ。青森県弘前市出身。慶応義塾大学環境情報学部卒業後、日本放送協会に入局。
報道カメラマンとして、全国各地の事件事故、災害など日々のニュースの現場をはじめ、紀行番組の撮影に従事。その後、2007年企画・プロデュース業に転職。2010年より株式会社オアゾ代表を務める。
積極的に女性クリエイターを活用し、特に食にまつわる事業・店舗開発、PRコンテンツ制作を得意とする。現在神楽坂6丁目に「八百屋瑞花」という青果販売する八百屋 を展開中。
http://www.oiseau.co.jp