日本国内においても数社でのみ採用されている鰹節の伝統製法「手火山造り」。幻の製法とも呼ばれるこの技術を用いた鮭節の味を堪能できるのが「天然だししょうゆのもと」です。

手火山造りは直火による焙乾を行うため高度な技術が必要になり手間と時間もかかりますが、直火だからこそ得られる香ばしさと力強い味わいは唯一無二。鮭節の特長である甘みのあるすっきりとした味に手火山造りならではの風味が加わり、コクのある奥深い味わいに仕上がっています。

だし醤油の素には醤油を注いだあと1 晩以上寝かせる必要があるものもありますが「天然だししょうゆのもと」は醤油を注いで3 時間でできあがり。その完成の早さからだしの濃厚さが想像できるのではないでしょうか。
瓶の中には標津町産の鮭節をはじめ、新ひだか町産の日高昆布や石狩市産の乾燥椎茸など、北海道の海の幸と山の幸が集結。北の大地の豊かな味わいが小さな瓶の中に凝縮しています。

“ザ・ジャパニーズ・グルメストア” をコンセプトとした日本全国の“うまいものセレクトショップ”「久世福商店」。千年の歴史をもつ本物の発酵醸造食品を軸に海外市場を目指して和食文化を発信している久世福商店が提案するのが、うま味の宝庫であるホタテの貝柱をメインにしただし醤油の素です。

瓶に注ぎ入れる醤油は、風味が控えめな淡口醤油がおすすめ。淡い茶色の醤油に材料がハーバリウムのように美しく浮かびながら、じっくりとうま味が染み出していきます。だしのベースはホタテ貝柱、昆布、乾燥エノキの3種。
うま味の相乗効果によってそれぞれが味を引き立て合いながら複雑な風味を生み出し、唐辛子のピリッとした辛さがアクセントに。甘くスパイシーなローレルの香りが、全体をバランスよくまとめあげます。

商品は全国の久世福商店店舗および公式オンラインショップで購入可能。できあがった醤油は、まずは冷奴や卵かけご飯といったシンプルな料理からどうぞ。その豊かな風味によって全く別の世界が広がるはずです。

細長い円錐型の瓶の中に、なんと魚がまるごと一匹。見るからに美味しいだしが出そうではないでしょうか。中に入っている魚は、長崎県西部の東シナ海上に連なる五島列島で獲れた飛魚を香ばしく焼き上げた「焼き飛魚」。焼き飛魚といえば、数年前から一躍全国区となった“あごだし”のベース。すなわちこの「飛魚醤油の素」は、あごだし風味の醤油が自宅で簡単に作れるだし醤油の素なのです。

瓶にお好みの醤油を注いで冷蔵庫で2 ～ 3日寝かせれば、飛魚のうま味がたっぷりと染み出した美味しいだし醤油の完成。あっさりと上品ながら深いコクがある、飛魚ならではの味わいが堪能できます。できあがった醤油は、お刺身や冷奴のかけ醤油としてはもちろんのこと、鍋料理やうどんのだしとしても大活躍。自分好みの醤油で作り上げたオリジナルの飛魚醤油に五島の手延べうどんを合わせて、本場さながらの「五島うどん」を自宅で味わってみてはいかがでしょう。

醤油とにんにく。その相性の良さは、いまさら言及するまでもないでしょう。
無印良品の「手づくり醤油の素　にんにく醤油」は、だしのうま味が効いたにんにく醤油が手軽に作れるキット。にんにくをはじめ、鰹節、ローレル、唐辛子、昆布がバランスよく配合されて瓶に入っているのですが、その量は瓶の半分以上を埋めるほどたっぷり。醤油を入れて2 ～ 3時間で、食欲をそそる香りが漂うにんにく醤油ができあがります。1回あたり醤油100mlが入る使いやすいサイズで、価格も手ごろなのでお試し用として気楽に使えるのも嬉しい点です。

できあがった醤油は単純なにんにく風味の醤油ではなく、鰹節や昆布のうま味、唐辛子やローレルの風味が効いており、料理の味付けにも隠し味にも使える万能醤油。焼きおにぎりによし。チャーハンによし。炒め物の味付けにも焼き物の下味付けにも幅広く使えますが、特に肉料理との相性は抜群。ハンバーグやステーキにとっては、これだけで絶品のソースになり得るでしょう。

甘みとうま味が豊富でクセがなく、心地よい歯ごたえが特徴のホッキ貝。北海道名産の貝と思われがちですが、実は茨城県・大洗もまた有数の水揚げ量を誇る町。毎年「ホッキまつり」が開催されるほどの名産地なのです。

そんなホッキ貝の名所、大洗の人気お弁当店「お弁当の万年屋」が大洗町漁業協同組合と共同開発で作り上げたのが「ほっき出汁醤油の素」です。使用しているホッキ貝はもちろん大洗で水揚げされたもの。
大ぶりな身をフリーズドライ加工して風味を凝縮させています。お好みの醤油を注いで寝かせるだけで、ホッキ貝の美味しさが染み出た特製醤油の完成。唐辛子の辛味とローレルの香りがアクセントになって、ホッキ貝、椎茸、昆布、鰹節が奏でるうま味のカルテットを引き立てます。

風味にクセがないのでどんな料理にも使えますが、もし新鮮なホッキ貝が手に入るようであればぜひこの醤油で炊き込みご飯を作ってみてください。ホッキ貝のエキスが凝縮したご飯の味は、まさに絶品のひとことです。

鰹から作られる鰹節に対して、ソウダガツオから作られるのが宗田節。宗田節は鰹節と比べて血合いが多いため味も香りも濃厚で、そばやうどんなど、濃いだしを求める料理に欠かせません。そんな宗田節を瓶の中に閉じ込めたのが「だしが良くでる宗田節」。宗田節の全国のシェア7割を誇る高知県・土佐清水の新名物です。

瓶の中に入っている具材は宗田節のみですが、濃厚な味わいが特徴の宗田節ですから決して物足りなくありません。醤油を注ぎ、冷蔵庫で熟成させること2週間。完成まで時間はかかりますが、できあがりの豊かな香りと深い味わいには待った時間以上の価値があるはずです。

醤油が減ってきたら継ぎ足すことで繰り返し使えますが、その回数は数回やそこらといった数の単位ではなく、なんと1年間。初めて醤油を注いだ時からだしが出続け、使い続ければ合計約2リットルものだし醤油が作れる計算になるそう。
醤油とだし。たった2つのシンプルな組み合わせから生まれる、複雑な美味しさをご賞味あれ。

山形県・鶴岡特産品の枝豆「だだちゃ豆」。“さや” はくびれが深く、表面の産毛も茶色をしているなど見た目は不格好ですが、一般的な枝豆よりもうま味成分が豊富に含まれており、その味は極上。江戸時代から守られてきた鶴岡の味です。

そんなだだちゃ豆を焙煎し、“さや” ごと瓶詰めにしたのが「だだちゃ豆醤油の素」。醤油を注げば、だだちゃ豆の特長でもあるトウモロコシのような甘い香りや焙煎の香ばしさ、そして独特の甘みとうま味が加わり、醤油の味も極上のものとなります。

ご存知の通り、枝豆は醤油の必須原料である大豆の若い姿であり、つまりは同じ食材。醤油にだだちゃ豆の風味を加えるというのは、いわば鰹だしにおける「追い鰹」のようなもの。醤油に異質な風味が加わるわけではないので、濃口でも淡口でも甘口でもどんな醤油とも相性抜群。醤油を継ぎ足して約30回も繰り返し使えるというコストパフォーマンスの良さも魅力的です。

野菜や昆布に含まれるグルタミン酸。肉や鰹節に含まれるイノシン酸。干し椎茸に含まれるグアニル酸。これらのうま味は、単独で味わうよりも組み合わせることで飛躍的に高まることが知られています。この、いわゆる“うま味の相乗効果” に注目したのが「とべや」の「天然だししょうゆのもと」です。

基本のうま味素材として瓶に入っているのが、北海道産の日高昆布、高知県産の鰹節、北海道産のスルメ、九州産の干し椎茸。これら日本各地から厳選した4 種の素材の豊かな風味をベースに、味のアクセントとなる素材を加えて3種のラインナップを展開しています。

食欲増進効果のある栃木県産唐辛子をアクセントに加えたのが「 味（あじわい）」。成長のための栄養分が集中してうま味が凝縮している北海道産根昆布を使った「 旨（うまみ）」。食欲をそそる香りが漂う青森県産にんにくを配合した「 香（かおり）」。

それぞれ1本ずつじっくり味わうもよし。その日の気分で使い分けるもよし。もちろん、醤油が減ったら継ぎ足して繰り返し使えます。“うま味の相乗効果” による深いうま味と、アクセント素材の違いで生まれる個性を楽しんでください。