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ジャパニーズ・ジン9SELECT

月刊「和食スタイル」3月号 日本の蒸溜技術の結晶がここにもあります! 試してみませんか⁈ジャパニーズ・ジン9SELECT

蒸留酒にジュニパーベリー(ネズの実)をはじめとする草根木皮、
いわゆる「ボタニカル」の香味成分を加え、再蒸留して造られる香り豊かなお酒「ジン」。
ジュニパーベリー以外のボタニカルのレシピによって銘柄ごとの個性的な味が生まれます。
ジンの本場としてはイギリスやオランダが有名ですが、
近年、少量生産ながらボタニカルや製法にこだわって造られる日本のジン
「和製クラフトジン」が続々と登場しています。
ベースに焼酎や泡盛を使用したりボタニカルに山椒や柚子を使用したりと、
まさに日本ならではの味わいを追求したジンの味わいは、
繊細かつ華やかで和食との相性もぴったり。
日本の風土の魅力が凝縮した、9種の「和製クラフトジン」をご紹介します。

※価格はすべて税込です

京都蒸溜所
季の美 京都ドライジン

季の美 京都ドライジン

京都駅から南西に約3km。桂川のほど近くに佇む京都蒸溜所は、ジン造りに特化した日本初の蒸留所。「季の美 京都ドライジン」は、ジンの美味しさをひたむきに追求し続ける京都蒸溜所が初めてリリースした作品です。

ほのかに甘みのあるライススピリッツをベースに、玉露、柚子、赤紫蘇など京都産を中心とする日本ならではのボタニカルを使用。11 種のボタニカルは、風味の骨格となる「ベース」。季の美ならではの個性のもととなる「シトラス」。
存在感のある香りで全体の香味を引き締める「ハーバル」。ピリッとした辛みで味わいを複雑にしてくれる「スパイス(辛)」。
全体を縁の下から整える「フルーティー&フローラル」。日本らしい香りで全てのボタニカルをまとめあげる「ティー」というように、特性に応じて6つのグループに分けて別々に蒸留。それぞれのハーモニーを重視してブレンドしたあとは、清らかな伏見の伏流水で加水して味を落ち着かせるために熟成しています。

ジュニパーベリーが効いたロンドンドライスタイルに和のエッセンスが加わって完成した味わいは、みずみずしく透明感があり、まさに優美。口の中に京都の雅な世界が広がります。
英国と京都の伝統に革新と情熱を注ぎこみ、徹底したこだわりのもとで誕生した「季の美 京都ドライジン」。位置付けられた「スーパープレミアムクラフトジン」の名に恥じない、上質な逸品です。

季の美 京都ドライジン
季の美 京都ドライジン

アルコール度数:45% / 700ml

¥5,400

〈使用ボタニカル〉ジュニパーベリー・オリス・ヒノキ・柚子・レモン・玉露・生姜・赤紫蘇・笹の葉・山椒(実)・木の芽

〈お問い合わせ先〉京都蒸溜所

中野BC
槙-KOZUE-

槙-KOZUE

近年、大小問わず様々なメーカーから登場している国産クラフトジン。2018 年2 月現在で最新の作品が、昨年11月に和歌山県の酒造メーカー中野BC からリリースされた「槙-KOZUE-」。日本固有の常緑性針葉樹、コウヤマキをボタニカルに使用した世界初のクラフトジンです。

造園木や建築材として用いられることが多いコウヤマキは、針葉樹独特の清々しさのなかに甘みのあるウッディなフレーバーが見え隠れする上品な香りが特徴。高野山に多く生えていることが名前の由来とのいわれがあるように、和歌山県はコウヤマキの一大自生地となっています。
使用ボタニカルのうち、ジンに欠かせないジュニパーベリーは香り豊かなヨーロッパ産ですが、コウヤマキ、温州みかん、レモン、山椒種は和歌山県産のものを使用。梅酒の製法を生かし、純粋な醸造アルコールに漬け込み、充分に香りが移った原液を常圧でじっくりと時間をかけて蒸留し、低温で熟成させています。

素材の味を最大限に引き出すために無味無臭の純粋な醸造アルコールに漬け込むことで生まれる、雑味がなくクリアなのに濃厚という驚きの口当たり。
清らかな森林の香りを振りまくコウヤマキ、甘く華やかな温州みかん、すっきりと爽やかなレモン、全体をキリッと引き締めるスパイシーな山椒。何杯でも口にしたくなる不思議な味わいを、和歌山県のボタニカルが演出します。

槙-KOZUE
槙-KOZUE

アルコール度数:47% / 700ml

¥2,916

〈使用ボタニカル〉コウヤマキ・ジュニパーベリー・温州みかん皮・レモン皮・山椒種

〈お問い合わせ先〉中野BC

サントリーホールディングス
ジャパニーズクラフトジン ROKU

ジャパニーズクラフトジン ROKU

前身である鳥井商店の開業以来、様々な洋酒を世に生み出してきたサントリー。1936年に初めてジンを発売してから81年後となる2017年に満を持して登場したのが、日本の四季を味わうジャパニーズクラフトジン「ROKU」。世界で楽しまれる日本ならではの魅力を持ったジンを作りたいという想いの結晶です。

特徴的なのは、商品名の由来にもなっている6種のボタニカル。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子という日本ならではの素材です。しかもこれらの素材は、桜は春、お茶は夏、山椒は秋、柚子は冬というようにそれぞれの旬の時期に収穫。
さらに、桜は繊細な香りを引き出せるステンレス釡による減圧蒸溜、柚子は味と香りを深く引き出せる銅釡による常圧蒸溜というように、素材の特長に合わせて蒸溜器を変えて蒸溜。風味を生かすことにこだわり抜き、桜の華やかさ、お茶の爽やかさ、山椒のスパイシーさ、柚子のみずみずしさを丁寧に引き出しました。

さらにこれら6種の他にも、ジュニパーベリーをはじめとする伝統的なジンの8種のボタニカルも使用。和洋のボタニカルをバランスよくブレンドし、複層的かつ繊細な風味を実現しました。伝統的なジンの味わいの中に漂う繊細な和のフレーバーが、グラスを傾けるたびに四季の旅へと誘ってくれることでしょう。

ジャパニーズクラフトジン ROKU
ジャパニーズクラフトジン ROKU

アルコール度数:47% / 700ml

¥4,320

〈使用ボタニカル〉 桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子・ジュニパーベリー・コリアンダーシード・アンジェリカルート・アンジェリカシード・カルダモンシード・シナモン・ビターオレンジピール・レモンピール

〈お問い合わせ先〉サントリーお客様センター

京屋酒造
油津吟 YUZU GIN

油津吟 YUZU GIN

宮崎市内から日南海岸沿いに、車で南下することおよそ1時間半の場所にある日南市油津(あぶらつ)。天然の良港・油津港があるこの風光明媚な土地に、京屋酒造は蔵を構えています。現在よりおよそ180年前。天保5 年と伝わる創業の時から伝統を重んじながら続けてきた焼酎造り。その醸造・蒸留技術で挑んだ挑戦こそ、本格芋焼酎を使用したクラフトジン造りでした。

ボトルの漆黒のシルエットに浮かぶ「油津吟」の文字と、柚子色のワックスシールが目を引く「油津吟 YUZU GIN」。京屋酒造のある「油津」を「柚子」とかけて「YUZU」と読ませるネーミングがユニークです。ベースには、京屋酒造の看板商品である本格芋焼酎「甕雫」と「空と海と大地と」を使用。強制的に熱を加えず、奪わない大ガメ仕込みの低温蒸留製法により、原料となる甘藷「紅系芋」のうま味が残る、従来のジンにはない奥行きのある味に仕上げています。

また、ボタニカルには名前の由来にもなっている柚子をはじめ、宮崎県特産の柑橘類である「日向夏」や「ヘベス」、宮崎県が日本一の出荷量を誇る「きゅうり」など、宮崎県の風土が育んだ豊かな食材を使用。本格芋焼酎由来の芳醇な味わいと和の香りがジュニパーベリーと出会い、奥ゆかしくも華やかな風味が楽しめます。

油津吟 YUZU GIN
油津吟 YUZU GIN

アルコール度数:47% / 750ml

¥5,400

〈使用ボタニカル〉 ジュニパーベリー・柚子・山椒・生姜・きゅうり・ヘベス・日向夏・コリアンダー・クローブ

〈お問い合わせ先〉京屋酒造

ニッカウヰスキー
ニッカ カフェジン

ニッカ カフェジン

現在主流となっている連続式蒸溜機に比べ、ニッカウヰスキーが所有する伝統的な連続式蒸溜機「カフェスチル」は蒸溜機としては旧式で蒸溜効率は劣るものの、蒸溜液に原料由来の香りや成分がしっかりと残せるという特長をもっています。今では世界的に希少となったこの蒸溜機を使って製造したプレミアムジンこそ、ニッカウヰスキーの国産スピリッツ新ブランド「ニッカ カフェジン」です。

製造工程では、モルトやトウモロコシなどの原料をカフェスチルで蒸溜した「カフェ蒸溜液」をベースに、「山椒」「ゆずなどの和柑橘」「リンゴ」「ジュニパーベリー」などのボタニカルを「カフェ蒸溜液」に別に浸漬しそれぞれ手間をかけて香味成分を抽出した後、再蒸溜したスピリッツを複数ブレンドして仕上げられています。

その味わいは、穀物のまろやかさと華やかなボタニカルの香りが複雑に絡み合い、コクを感じる奥深い風味。原材料である穀物由来の甘みが楽しめるのは、カフェスチルによる蒸溜のたまもの。卓越した蒸溜の知見とブレンド技術を持つ、ニッカウヰスキーならではクラフトジンです。

ニッカ カフェジン
ニッカ カフェジン

アルコール度数:47% / 700ml

¥4,860(参考小売価格)

〈使用ボタニカル〉 ジュニパーベリー・柚子・かぼす・山椒・リンゴ・コリアンダー・ほか

〈お問い合わせ先〉ニッカウヰスキー

明利酒類
和GIN

和GIN

江戸時代末期に創業した加藤酒造店を前身とする総合酒類メーカー「明利酒類」。
清酒、焼酎、リキュール、さらには発酵調味料までも手がけるこの老舗酒造が十数年前から計画していたのが、和のテイストを生かしたスピリッツ造りです。2015年には、日本発ウォッカ「和Vodka(ワ・ウォッカ)」を発売し、国産白樺の炭でろ過してクリアに仕上げた日本ならではのウォッカとして人気を集めました。そして2017年、和Vodka に続くプレミアムスピリッツとして「和GIN」が登場しました。

ベースとなっているのは、日本酒を蒸留して10年間貯蔵したスピリッツ。そこへ、ウッディーな香りのジュニパーベリーやフレッシュな柑橘、甘く上品なシナモンなど7種のボタニカルをバランスよくブレンドしてフレーバーを加えています。

口に含めば広がる、森林のような爽やかさとシトラスの爽やかさ。繊細かつ爽快な香りが段階的に楽しめます。ジンの本場であるイギリスで行われた試飲会でも高評価を得たという、まさにイギリス人が認めた味わいです。
ラベルは、歌川広重の作品・名所江戸百景「隅田川水神の森真崎」を現代風の鮮やかなカラーにリメイクしたもの。ゴッホやモネなど、世界の画家に影響を与えた歌川広重と同じように、和GIN もまた、世界に影響を与える一杯となるでしょう。

和GIN
和GIN

アルコール度数:45% / 700ml

¥3,780

〈使用ボタニカル〉 ジュニパーベリー・オレンジピール・レモンピール・シナモン・ほか

〈お問い合わせ先〉明利酒類

まさひろ酒造
まさひろオキナワジン

まさひろオキナワジン

15世紀にタイから伝わった蒸留技術をもとに生まれた日本最古の蒸留酒、泡盛。その本場である沖縄の地で、明治16年から泡盛製造を続ける「まさひろ酒造」から登場した沖縄初のクラフトジンが「まさひろオキナワジン」です。その特徴は、独自の蒸留方式と南国ならではのボタニカル。連続式蒸留器で造るドライ・ジンはクリアな味わい、単式蒸留器で造るオランダ・ジンは香味濃厚などジンは蒸留方式によっても風味が異なりますが、「まさひろオキナワジン」はそのどちらでもない独自のもの。酒質に合わせて2種類の単式蒸留器を使い分けて特徴のある泡盛を造りあげている、まさひろ酒造独自の蒸留技術を応用し、連続式と単式のそれぞれの良いところを取り入れたハイブリッド製法を確立しました。

そして、南国ならではのボタニカルとして選ばれたのが沖縄で最も身近な柑橘であるシークヮーサー。その他にも、ゴーヤー、ハイビスカスティーの原料である「ローゼル」、島胡椒として知られる「ピィパーズ」など、沖縄らしい6種のボタニカルをブレンド。南国の酸味やスパイシーさが、ジンに欠かせないジュニパーベリーの風味を引き立てています。

沖縄本島最南端の蒸留所で生まれた、沖縄発のクラフトジン「まさひろオキナワジン」。その味は、まるで打ち寄せる波の音が聞こえてくるような心地よさ。沖縄に季節の変化を知らせて幸せを運ぶ風、真南風(まはえ)が口の中を吹き抜けていきます。

まさひろオキナワジン
まさひろオキナワジン

アルコール度数:47% / 700ml

¥3,240

〈使用ボタニカル〉 シークヮーサー・ジュニパーベリー・グァバの葉・ゴーヤー・ローゼル・ピィパーズ

〈お問い合わせ先〉まさひろ酒造

本坊酒造
Japanese GIN 和美人

Japanese GIN 和美人

日本を代表する蒸留酒、焼酎。その一大産地である鹿児島県で焼酎造りを始めて百有余年。焼酎から洋酒まで様々なお酒を造り出してきた本坊酒造。所有する9 つの製造拠点のうち、鹿児島県南さつま市にある九州最南端のウイスキー蒸留所「マルス津貫蒸溜所」で「Japanese GIN 和美人」は造られています。

ベースとなっているのは、焼酎の伝統技術を用いた麹仕込みのライススピリッツ。ボタニカルは、鹿児島の伝統食「けせん団子」に使用されるシナモンの一種「けせん」の葉をはじめ、蒸留所がある南さつま市・津貫で収穫した金柑やレモン。
さらには鹿児島の特産品である緑茶や、大隅半島の辺塚集落に古くから自生する「辺塚だいだい」など、鹿児島各地で収穫された9種のボタニカルを使用。ジュニパーベリーを軸に金柑や柚子など和の柑橘のアロマが漂い、けせんや生姜がほのかな甘味やスパイシーさを演出しています。

そして、ラベルに描かれているのは豪華絢爛な配色が美しい薩摩焼の陶器製ボタン「薩摩ボタン」。「Japanese GIN 和美人」に使用されているボタニカルをあしらった、薩摩絵付師・室田志保氏によるオリジナルデザインです。焼酎の技術で生まれたライススピリッツ、鹿児島の自然環境が育んだボタニカル、そして伝統の薩摩ボタン。鹿児島の技、風土、歴史をジンという形で表現した傑作です。

Japanese GIN 和美人
Japanese GIN 和美人

アルコール度数:45% / 700ml

¥4,104

〈使用ボタニカル〉 ジュニパーベリー・金柑・柚子・緑茶・レモン・辺塚だいだい・けせん(ニッケイの葉)・月桃・紫蘇・生姜

〈お問い合わせ先〉本坊酒造

宮下酒造
クラフトジン岡山

クラフトジン岡山(左)プレミアムトニックウォーターセット

1915年に岡山県玉野市で創業。清酒造りに始まり、焼酎やリキュール造りも手掛け、1995年には中国地方初の地ビール「独歩」の製造を開始するなど、常に新たな挑戦を続けている岡山県を代表する総合酒類メーカー、宮下酒造。創業100周年を迎えた2015年に、単式蒸留器を導入した岡山蒸留所の稼働を開始しました。 「クラフトジン岡山」は、この蒸留所が本格稼働した記念すべき第一弾商品です。

自社製の米焼酎をベースに、岡山県産の特産品でもある白桃、ピオーネの皮、モルト、パクチーをはじめ、数十種類のボタニカルを配合。透明色が一般的であるジンとしては珍しく琥珀色をしていますが、これは樫樽を使って貯蔵しているため。
焼酎の貯蔵に用いた樫樽に詰めて後熟させることで、ボタニカルの香味のみならず、樫樽の心地よいウッディーな香りと奥深い味わいも加わっています。

世界においても数少なく、ましてや日本においては初といえる樫樽貯蔵のクラフトジン。そのユニークな味と香り、そして美しい色合いに酔いしれてみては。

クラフトジン岡山
クラフトジン岡山

アルコール度数:50%

200ml:¥2,160
500ml:¥5,400

プレミアムトニック
ウォーターセット:¥3,240

〈使用ボタニカル〉 ジュニパーベリー・コリアンダー・レモンピール・ アンジェリカルート・モルト・ラベンダー・オレンジ・ホップ・シナモン・ジンジャー・オールスパイス・白桃・ピオーネの皮・パクチー

〈お問い合わせ先〉宮下酒造

※「サントリーホールディングス ジャパニーズクラフトジン ROKU」と「ニッカウヰスキー ニッカ カフェジン」の文章についてはそれぞれの社の規定により「蒸留」ではなく「蒸溜」と表記してあります。