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光文社厳選!和食情報ナビ

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夏の器

月刊「和食スタイル」8月号

冷たい料理をいただくならこんなセレクトで涼を呼ぶ「夏の器」

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風鈴、打ち水、すだれ、と日本人は古来、様々な涼の取り方で暑さをしのぎ生活を豊かなものにしてきました。
それは毎日の食事にも当てはまることで、ガラス食器ばかりでなく陶器などでも、
見た目に涼しげな器で食事をすれば、不思議と夏の暑さも和らぐ感覚が生まれてきます。
そんな「涼を呼ぶ器」を食器で評判のメーカーやショップのイチオシのラインナップでご紹介します。

※価格はすべて税込です

和光

和光

現在のセイコーホールディングスの源流である「服部時計店」の小売部門として1947 年にスタートし、今年で創立70 年を迎える「和光」。
時計、宝飾品、室内装飾品など、国内外から選びぬいた高品質な品揃えは多くの人々に支持され、東京・銀座の中心に建つ本館の時計塔は銀座のランドマークとして親しまれています。そんな和光の夏の器のひとつが、藍染のような色味が特徴のガラスの取り皿「藍染取皿」です。

器を縁取る乳白色から深い藍色へと、爽快感すら感じる鮮やかなグラデーション。強い寒色を使っていながらも寒すぎず、涼しさのなかにほんのりと温かみを感じるのは、器全体がうっすらと光を通すツヤ消しガラスになっているため。
手に取れば、その優しい手触りが伝わります。色味が演出する涼しさと、質感がもたらす温かさ。相反する2つの印象を併せ持った取り皿はテーブルに涼をもたらしながら、料理を優しく迎えてくれることでしょう。

藍染取皿(2枚組)¥5,400
直径15.5cm× 高さ2.5cm

和光

TEL:03-3562-2111

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たち吉

たち吉たち吉

爽やかな空と木々を映す穏やかな水面。その静謐に注文をつけたのは風か魚か、水面に生じた波紋によって、空の青と木々の緑が優しくとろけていく。
その繊細な彩りに加え、生地の薄い仕上がりからも涼やかな気配が漂う器に付けられた名前は「水輪」。江戸時代後期の1752 年に、京都の中心地・四条富小路で創業した「たち吉」の器です。

たち吉が提案するのは、永く使えて飽きが来ず、料理が映え、四季を感じる器。「水輪」も、和の器でありながら、使い方の工夫によって現代生活にマッチさせることを意識し作られています。
また、その優美な形と淡い風合いはそのままに、銘々皿、煮物鉢、盛皿と、大きさや形は各種用意。自分のライフスタイルに合わせて器が選べます。安らかなひと時の光景を浮かべ、決して主張せず、静かに料理を引き立てる「水輪」。
食材の立つ舞台としてはこれ以上ない、絵になる器です。

水輪 煮物鉢¥3,240
直径16.5cm× 高さ4.0cm

たち吉

TEL:075-754-8724

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スタジオ エム(マルミツ陶器)

スタジオ エムスタジオ エム

人が生きていくうえで欠かすことはできない、食事の時間。その大半を占めるのは豪華絢爛な特別な食事ではなく日常の何気ない食事だからこそ、普段使いの器へのこだわりは生活の大きな糧になります。
日本有数の陶磁器・瀬戸焼の産地、愛知県瀬戸市を本拠地とする陶器ブランド「スタジオ エム」の「染付 麺鉢」は、そんな日常の生活に寄り添った一品。

角に丸みを帯びた透明感のある白磁に細くたなびく青いライン。色合いも形もシンプルなデザインで飛び抜けた印象はありませんが、だからこそ日常生活によく馴染み、使い込むほどに親しみが湧いてくるはず。

麺鉢と名前が付いてはいますが、もちろん何を盛りつけても自由。充分な深さがあるので、ちょっとした丼としても使えます。
この麺鉢に加え、同じデザインの器は取り皿、小皿、蕎麦猪口、箸置きの5つのラインアップ。お揃いでテーブルを装えば、さっぱりと冷たい麺料理がさらに美味しくなります。

染付 麺鉢(ライン・瓢箪)各¥2,052
幅19.4cm× 高さ4.4cm

スタジオ エム(マルミツ陶器)

TEL:0561-82-1010

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sghr スガハラ

sghr スガハラ

器を形作る素材の中でも、一際清涼感が高いのが透明感のあるガラスの器。その清涼感を活かしつつ、ハンドメイドならではの温もりのあるガラス製品を届けるのが「sghr スガハラ」です。スガハラのガラス職人によって新たに生み出されるデザインは毎年200 点以上、今ではその作品数は4000種類を超えるそう。
そんな膨大な作品の中から今回見つけたのが、夏の花火や水の流れをイメージしたというプレート皿「ナツ」です。

サイズは直径17cm、24cm、30cm の3種が用意されており、カラーリングは、オレンジ系の色合いがガラスの中に舞う「カラーフロスト」と、トルコ石のような緑がかった青色が清々しい「ブルーフロスト」の2色。
どちらもフロスト加工によって半透明色になっており、器を通す光はうっすらと穏やか。手に取ればすべすべとした優しい触り心地が楽しめます。

ガラス職人の手作りならではの、偶然が生んだ色合いの妙も楽しめる「ナツ」。世界に一つだけの「夏」の景色が卓上に訪れます。

ナツ 24cm 丸皿
(カラーフロスト・ブルーフロスト)
各¥6,480
直径24.0cm× 高さ1.0cm

sghr スガハラ

TEL:03-5468-8131

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ARITA PORCELAIN LAB

ARITA PORCELAIN LAB

深みのある濃いクリアブルーと、マットで上品な色味のパールブルーの2つの青。
1804年に創業した有田最大規模の窯元「弥左ヱ門窯」のモダンブランド「ARITA PORCELAIN LAB」が表現したのは、清く澄んだ日本の水です。JAPAN BLUE と題されたこのシリーズには、夏を楽しむのにぴったりなものがあります。

それは、大きすぎず小さすぎず手になじむ丁度良いサイズの蕎麦猪口と、蓋のようにぴったりと収まる薬味皿。
蕎麦猪口だけを湯呑みや小鉢として使うもよし、薬味皿だけを醤油皿や小皿として使うもよし。セットではなく個別に販売しているので、必要に応じて揃えられるのもうれしい点です。

絵柄は有田焼の伝統的なモチーフである吉祥文様をはじめ、独特の青色を最大限に楽しめる無地までバリエーション豊富で、思わずコレクションしたくなる華やかなものばかり。カジュアルな姿に職人の確かな技が秘められたJAPAN BLUE の青い器。200年間受け継がれてきた有田焼の技が、日本の夏を華やかに盛り上げてくれます。

ジャパンブルー 蕎麦猪口(蛸唐草)
¥3,780
直径8cm× 高さ7cm
ジャパンブルー 薬味皿(蛸唐草)
¥2,376
直径8.5cm× 高さ2.0cm

ARITA PORCELAIN LAB

TEL:0955-43-2221

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華硝

華硝

深く鮮明なカットによって生まれる、透明ガラスと色ガラスの繊細かつ華やかなコントラストが魅力の江戸切子。その輝きを引き出すのが、丁寧な磨きの工程。磨きは薬品を使って化学的に行う方法もありますが、そうして作られた切子は、色の鮮やかさも輝きも手磨きには遠く及ばない仕上がりに。
70年の歴史を持つ江戸切子工房「華硝」が作るのは、すべての工程を手作業で行って魅力を最大限に引き出した、正統派の江戸切子です。

その優雅な切子作品のひとつ「むかしむかしセット」は、ストライプ模様がデザインのベースとなった2つの器のセット。ひとつは色ガラスに刻まれた一筋の線がアクセントとなったシャープな雰囲気。
もうひとつは、江戸時代から伝わるひし形の切子文様「矢来」が目を引く、優しげな印象の器。色は江戸切子の伝統色である紅色、瑠璃色、葡萄色から選べます。伝統の風格がありながらも親しみやすい、レトロな雰囲気を宿した組みの器。
この器との出会いはきっと、日々を豊かに過ごす道しるべとなってくれることでしょう。

むかしむかしセット
2個セット各¥32,400
直径9.0cm× 高さ5.0cm

華硝

TEL:03-3682-2321

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カガミクリスタル

カガミクリスタル

高い透明度と美しい輝き、そして澄んだ音色が特徴のクリスタルガラス。その日本初の専門工場として1934 年に創立した「カガミクリスタル」。
「升グラス<鮫小紋>」は、この国内を代表するガラスメーカーが伝統の文様を基本に新しい組み合わせや構成によって創作した現代の江戸切子です。

側面に施されたのは、江戸切子の伝統柄「八角籠目」。そして底面には、江戸小紋の伝統柄である「鮫小紋」と、手に触れる面には思わず触りたくなる細やかな細工が。クリスタルガラスのトップメーカーならではの一流の技により、切子紋と袴の小紋という、異なる素材で発展した文様を高いレベルで組み合わせられています。

伝統と革新を纏ったグラスに似合うのは、やはりきりっと冷やした冷酒。透き通ったガラスと鮮やかな色合い、そして文様を見て楽しみ、切子の起伏を触って楽しみながら味わう一杯は、暑い夏の日にこそ格別の味わいを演出してくれます。

升グラス<鮫小紋>¥27,000
幅5.6cm× 高さ4.5cm

カガミクリスタル

TEL:03-3569-0166

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