低カロリーながらビタミンを豊富に含み、様々な食感や味わいが楽しめる「きのこ」。
日本では現在、約20 種類のきのこが生産されていますが、きのこ人工栽培の歴史はおよそ300 年前の江戸時代に行われた椎茸栽培から始まったといわれています。
椎茸の人工栽培は明治時代に本格化し、日本を代表する食用きのこの一つに。
海外でも「Shiitake」と呼ばれるほどの世界的な食材になりました。

今ではスーパーでも手軽に購入できる椎茸ですが、今の時期にわざわざ取り寄せてでも味わいたいのが、群馬県・下仁田町で3 代続く「大坂屋」の椎茸。
年間を通して椎茸栽培を行っていますが、春夏は一般的な椎茸の4 倍ものうま味成分を含んだ特別な品種を栽培しています。
きのこの成長の糧となる菌床づくりからこだわり無農薬で栽培された椎茸は、弾力にあふれ、ぷっくりと肉厚。届いたらまずは、傘を下にして網の上でじっくりと焼き、水分が染み出してきたら醤油をたらすだけで出来上がる絶品の焼き椎茸を味わってみては。その肉厚な身はジューシーでしゃっきりと食感もよく、軸までうま味たっぷり。バターを乗せても負けない深い味わいがあり、醤油をかけずにそのままや塩胡椒で食べれば、椎茸の奥深い風味が口いっぱいに広がります。

下仁田の清涼な気候が育んだ、歯ごたえ、味、香りが三拍子揃った絶品椎茸。
卸売業者や市場を通さない生産農家の直接販売だからこそ、食べごろで鮮度抜群の椎茸がお得な価格で手元に届きます。

その味と香りで食欲をそそり、スタミナをつける食材の代表格といえば「にんにく」。でも注意しないといけないのが、翌日まで残ってしまうその匂い。たくさん食べたいけど匂いが気になるという、そんな悩みを見事に解決してくれるまさに奇跡の野菜こそ、鹿児島県・大隅半島の温暖な気候で育った「ジャンボにんにく」です。

その姿はまさに巨大化したにんにくそのものですが、実はにんにくではなく西洋ねぎに近い種。ねぎの仲間にも関わらずにんにく同様の栄養価があり、味はにんにくに良く似ていながら匂いが圧倒的に少ないという不思議な野菜です。
そのままラップに包んで電子レンジにかけるだけでも美味しく食べられますが、バーベキューで盛り上がるのがアルミホイルに包んで焼くだけの簡単調理でできる蒸し焼き。包みを開ければ食欲をそそるにんにくの香りがほんのりと漂い、口にすればじゃがいものようなホクホクした食感と、玉ねぎとにんにくを合わせたようなまろやかな甘みが広がります。一片一片が普通のにんにく一塊ほどもあるので食べごたえも充分で、お漬物にしてもインパクトたっぷり。サイズが大きいので調理しやすく、刺激も強くないので様々な料理に合わせられます。

にんにくをがっつりと食べている満足感がありながらも匂いが残らず、夏のスタミナをつけるにもぴったりのジャンボにんにく。
2017年は6月から9月までの期間限定で販売を予定しています。売り切れ必至の人気商品を、この機会にぜひ味わってみては。

明治時代に北海道で栽培が始まり、日本全国に普及したとうもろこし。その品種には加熱すると弾けるポップコーンや、餌料として用いられるデントコーンなど様々ありますが、私たちが一般的に食べているのはスイートコーンという種類のとうもろこしです。
スイートコーンに属するのは名前の通り甘さに特徴があるとうもろこしなのですが、そのなかでも別格といえるのが「甘々娘」。
その味を求めて毎年多くの人が求めるものの栽培が難しく流通量が少ないため、幻のとうもろこしとも呼ばれています。

甘々娘の持つ大きな特徴は、平均で18度から20度以上もある糖度。さらに皮が薄く、生でも食べられるそう。
また、一般的なスイートコーンは鮮度の低下が早いため収穫翌日には風味が半減してしまうといわれていますが、甘々娘は時間経過による糖度の低下が遅いという特徴も持っています。直売所には長い行列ができるほどの人気生産者・遠州鈴木農園の甘々娘は、朝取りしたものを即日発送してくれるのでその鮮度は抜群。茹でれば甘みが最大限に引き出され、焼けば香ばしさが加わって一味変わった味わいが楽しめます。

今まで食べたとうもろこしの概念を覆す、豊かな甘みと香り。まるでフルーツのような幻のとうもろこしは、今だけ味わえる季節限定の味覚です。

東京都の「練馬だいこん」、京都府の「堀川ごぼう」、沖縄県の「島らっきょう」など、その土地で昔から栽培され受け継がれる伝統野菜。数ある伝統の野菜のなかで、一度は食卓から姿を消しながらも奇跡の復活を遂げた宮崎県のナスはご存知でしょうか。

現在の宮崎県佐土原町や新富町を治めていた佐土原藩に由来するその野菜の名は「佐土原ナス」。
1200年以上の栽培の歴史をもち、かつては九州で最も盛んに作られていた長ナスです。その味には定評があったものの、戦後の生産効率・見栄え重視の市場に淘汰されて1980年頃には生産されなくなってしまいました。
そんな佐土原ナスが再び世に芽を出したのは2000年のこと。宮崎県の総合農業試験場に託されていた保管用の種から、わずか4粒が奇跡的に発芽に成功したのです。その後着実に株を増やし、2002年より再び生産が行われるようになりました。

鮮やかな赤紫色とみずみずしい食感をもつ佐土原ナス。そのおすすめの食べ方は焼きナスです。皮に軽く切り込みを入れてからまるごと火にかけて、皮がぱりっとしてきたら焼けた皮をはぎとれば完成。
アツアツの湯気の中から現れる身は翡翠のように美しく、口に運べば舌の上で心地よくほぐれ、とろっとした食感と上品な甘みがふわっと広がります。
十数年の眠りを経て、再び食卓に現れた宮崎県伝統の味。焼きナスとして最高の肉質とも評される、千年来の味をご賞味あれ。

日本の都道府県において玉ねぎ生産量全国3 位を誇る兵庫県。
県内の玉ねぎ生産の9割以上を担っているのが、東京23区とほぼ同じ大きさをもつ瀬戸内海最大の島・淡路島です。瀬戸内海式気候に属する淡路島での玉ねぎ栽培は明治時代に始まり、今年で130年。長い日照時間と、冬でも雪がほとんど降らない温暖な環境が玉ねぎ栽培に適していたことで一大産地になりました。
今や全国的に知られるブランド玉ねぎ「淡路島玉ねぎ」の本拠地である淡路島。玉ねぎ王国といえるこの島で玉ねぎ栽培一筋に30 年。玉ねぎのプロフェッショナル・今井ファームが自信をもって送り出すのが「かくし玉」と名がついた新玉ねぎです。

栽培には化学肥料を使わず魚中心の有機肥料を使用し、梨と同等の高い糖度と、子どもでも生で食べられるほどの低辛味を実現しました。
まずはそのまま生で味わった後は、じっくりと火を入れてうま味と甘みを凝縮すれば、メインの一品になるほどの濃厚な味わいが楽しめます。
淡路島の豊かな大地と恵まれた気候、そして玉ねぎにかける深い愛情と熟練の技で作り上げられた、甘みたっぷりの一玉。ブランド玉ねぎの一大産地のなかでもひときわ大きく輝く隠し玉の味わいは、まさに今が旬です。

バーベキューの華といえばやはり牛肉。楽しくも悩ましいお肉選びですが、こんがりと焼きあがった赤身肉にかぶりくのが、やはりバーベキューの醍醐味ではないでしょうか。
赤身の牛肉というとオーストラリアやアメリカ産のものがよく出回っていますが、それだと少し味気ない、でも霜降りの和牛は雰囲気が合わない。
国産の和牛で美味しい赤身肉が食べたい！という人にぜひ食べてもらいたいのが、秋田県のブランド牛「かづの牛」。国内の和牛のなかでも0.1％しか流通していないという、とても希少な日本短角牛です。

成長を促進するホルモン剤などは一切使用せず、無農薬の牧草や有機飼料を食べさせて、広い牧場でできるだけ自然のままに育てられたかづの牛。
その肉質は霜降りの黒毛和牛とは異なり、脂肪分が少なく赤身が多いため低カロリーかつ高たんぱく。香ばしく焼きあげたお肉は、噛めば噛むほどアミノ酸のうま味が口の中に広がります。

秋田畜産農協の鹿角支所が責任を持って生産したかづの牛のステーキセットは、170gのお肉が4枚入った大ボリューム。
秋田の豊かな大地で育った希少なお肉をテーブルに並べて家族や友人とシェアすれば、初夏の宴が盛り上がること間違い無しです。