和食STYLE

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春の味わいをお取り寄せで楽しむ 桜色 和スイーツ15

いよいよ桜前線が日本列島を北上しはじめる3月。
月刊「和食スタイル」がピックアップしたのは、10軒のお店から
お取り寄せで手に入れられる15 種の桜色した和スイーツです。
見た目も味も香りも、すべてに創作のアイデアがあふれた逸品たち。
日常のお茶のお供に限らず、お花見に携えていくのも一興です。
こらからの季節、思いっきり桜を満喫してみては!?

アトリエうかい「ふきよせ さくら」

アトリエうかい「ふきよせ さくら」

茶事には欠かせないお菓子として古来より親しまれてきた干菓子の取り合わせ“ふきよせ”。この伝統菓子をクッキー生地で表現して春の雰囲気をまとわせた「ふきよせ さくら」が、東京・神奈川を中心にレストランを展開するうかいグループの洋菓子店「アトリエうかい」より春季限定で登場します。

青空に舞う満開の桜を表現した包みの中から現れるのは、味も食感も異なる楽しげなお菓子たち。桜の風味と抹茶の味わいが楽しめる“桜と抹茶の市松クッキー”、さらっと溶けて果実のみずみずしい味わいが口の中に広がる“みかんと苺のメレンゲ”、春の花や新芽をイメージした色とりどりの“春色の金平糖” など、桜やいちごの風味が楽しめる7種類のお菓子を取り合わせています。

和装シーンから洋装シーンまで、どんな席にも馴染んで場を華やかにしてくれる「ふきよせ さくら」。春風に吹き寄せられて集まったお菓子の宝石箱です。

ふきよせ さくら¥980
販売期間:3月1日~5月中旬予定

アトリエうかい

TEL 045-507-8686

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WA・BI・SA「焦がしざらめ カステラ さくら」

WA・BI・SA「焦がしざらめ カステラ さくら」

洋菓子の人気店ヨックモックが手掛ける、欧風の伝統的な美味しさに和の趣を取り入れたお菓子ブランド「WA・BI・SA」。その代表菓子のひとつである、バターを入れた洋風カステラ“焦がしざらめ カステラ” に春限定で登場したのが、桜風味の「焦がしざらめ カステラ さくら」です。

箱を開けると目に飛び込んでくるのは、キャラメリゼされた天面を背景にピンク色のざらめと金箔が舞い踊る華やかな光景。桜がふわっと華やかに香り、その後を追うように焦がしたざらめの香ばしさが漂います。
切り分けてみれば生地の外側の茶色と内側のピンク色のコントラストが美しく、見た目と香りで食べる前から楽しませてくれます。そして口に運べばしっとりふわっと柔らかい生地に、ざらめ糖のカリッとした食感がアクセントになった心地よい食感。焦がしざらめの奥深い甘みと桜の風味がマッチした上品な味わいです。

見た目、香り、味わい。その全てで春を感じられる今だけの逸品をご賞味あれ。

焦がしざらめ カステラ さくら ¥1620
販売期間:2月20日~4月10日

WA・BI・SA

TEL TEL0120-033-340

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菓子舗榮太楼「さくらゼリー」

菓子舗榮太楼「さくらゼリー」

全国平均より一足遅れて桜前線が訪れる北国・秋田。この地で桜の開花にさきがけて春の訪れを楽しめる人気菓子が、“さなづら” を代表銘菓とする1883 年創業の秋田の名店「菓子舗榮太楼」の「さくらゼリー」です。

桜の香りと美味しさを閉じ込めたゼリーの中で咲いた一輪の桜。中に浮かんだ桜の花は、桜の塩漬けからつぼみのものを取り除いて開花したものだけを選別し、さらにゼリーの中できれいに花開くようにひとつひとつ形を整えたもの。
その味も見た目の優雅さ通りの上品な仕上がりで、口に運べばゼリーの食感はぷるっと楽しく、春爛漫の華やかな桜の香りとすっきりとした甘さが広がります。

手作業で手間をかけて作り上げられたゼリーは、芸術作品と呼べる匠の逸品。思わずそのまま眺めていたいほどの見事な麗しさが、卓上に春を呼び込んでくれます。

さくらゼリー ¥250
販売期間:12月~5月

菓子舗榮太楼

TEL 018-863-6133

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宗家 源 吉兆庵「花桜桃」「桜ヴァッフェル」

宗家 源 吉兆庵「花桜桃」「桜ヴァッフェル」

古代日本において、果物や木の実などを意味していた“菓子” という言葉。菓子の原点といえる果実の姿、形、味わいを活かした菓子作りを得意とするのが、岡山県で創業し、銀座本店をはじめ日本全国、そして海外にも進出して和菓子文化を広める「宗家 源 吉兆庵」です。

旬の果実の味覚が楽しめる代表銘菓のひとつが、蜜漬けにした山形県産のさくらんぼを、一粒まるごと桜色のゼリーに閉じ込めた「花桜桃(はなおうとう)」。ゼリーはなめらかでみずみずしく、さくらんぼの甘酸っぱさが春の訪れを感じさせてくれます。

そしてもうひとつ春を感じさせるのが、桜葉を練り込んだ洋風煎餅で桜風味のクリームを挟んだ桜尽くしの新商品「桜ヴァッフェル」。ザクッと歯触りの良い生地の食感とほんのりと香る桜の風味がバランス良くまとめ上げられています。

菓子の出発点である果実を活かした逸品と、進化の末に登場した新作菓子。桜色の2 つの菓子の味わいは、どちらも春の間だけ楽しめる期間限定品です。

花桜桃 ¥249
販売期間:2月中旬~5月中旬
桜ヴァッフェル ¥162
販売期間:2月上旬~4月上旬

宗家 源 吉兆庵

TEL 0120-277-327

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鶴屋吉信「花みやび」「花はらり」

鶴屋吉信「花みやび」「花はらり」

代々受け継がれる家訓“ヨキモノヲツクル為ニ材料、手間ヒマヲ惜シマヌ事” を信条に、古都京都の菓子文化を今に伝えること210 余年。1803 年創業の「鶴屋吉信」が作り出した2つの京菓子は、桜とともに訪れ、過ぎていく日本の春を表現した傑作。

そのひとつが、白小豆を込めた紅羊羹で京都の春を雅に彩る桜の花々を表現した「花みやび」。そしてもうひとつが、花びらを散らした琥珀を小倉羊羹の上に重ねた、立体感あふれる「花はらり」です。
どちらも桜をモチーフにしていながら、「花みやび」は京の都を雅に彩り、春の訪れを告げる桜の風景。「花はらり」は桜吹雪と共に過ぎていく春を惜しむ心と、異なる世界を表現しています。

楽しくも切ない春の情景を宿した2 つのお菓子。菓子の名前をはじめ、色や形、香り、味まで、人間のさまざまな感覚に訴えかける京菓子の真髄を味わえる至高の羊羹です。

花みやび ¥1,404
販売期間:2月中旬~ 4月上旬
花はらり ¥1,188
販売期間:3月上旬~ 4月上旬

鶴屋吉信

TEL 075-441-0105

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笹屋伊織「桜サブレ」「桜ゼリー」

笹屋伊織「桜サブレ」「桜ゼリー」

京都御所、寺社仏閣、茶道の家元からの御用だけを勤める有職和菓子司として、京都の四季を表現した和菓子を作り続けてきた「笹屋伊織」。
1716年に暖簾を掲げ、昨年で創業300 年を迎えた老舗が提案する桜のお菓子のひとつが、桜の形に焼き上げたサブレにいちご味のホワイトチョコをまとわせた「桜サブレ」です。

いちごの風味とサブレのさっくりとした食感の取り合わせは、老若男女問わず楽しめる味わい。花の真ん中にあしらわれた金粉が、お菓子全体をきらびやかに引き立てます。

そしてもうひとつのお菓子が、みずみずしいゼリーに桜の花型を浮かべた「桜ゼリー(もも・ぶどう)」です。緑色はぶどう、ピンク色は桃の2 種類の味わいで、するっとした気持ちの良いのど越し。
こちらも桜サブレと同様に金粉が散りばめられており、爽やかな春風を思わせる可憐な仕上がりです。
一目で春の情景が浮かぶ華やかなお菓子。そこには、300年にわたる京菓子作りの伝統の技が活きています。

桜サブレ(6枚入) ¥1,080
販売期間:2月上旬~4月上旬
桜ゼリー(もも・ぶどう) 各¥270
販売期間:2月上旬~4月上旬

笹屋伊織

TEL 075-371-3333

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森八「桜もなか」

森八「桜もなか」

茶聖・千利休から茶を習った前田利家が加賀藩に茶道文化を定着させ、やがてその文化が町人層にも広がったことで、日本きっての茶の湯文化を持つに至った金沢県。この地において、茶道には欠かせない和菓子文化の発展を支えたのが1625 年創業の和菓子店「森八」です。
この名店が作る最中は、金沢城下に春の訪れを告げる風情ある逸品。約100年前に作られた菓子木型の図柄を再現して作った皮であんを挟み込んだ「桜もなか」です。

焦がし色と桜色の2色の最中がセットになっており、焦がし色の最中には国産白小豆のつぶあんに若草の香り爽やかなよもぎを混ぜて炊き込んだ草小倉あん。
そして桜色の最中には、国産大納言小豆の黒小倉あんがたっぷりと詰め込まれています。また、桜色の最中は皮自体に桜葉が練り込まれており、口にすればふわっと桜の香りが。

2種のあんから漂うよもぎと桜はまさに春の香り。古の職人が編み出した最中皮の意匠からは古代のロマンの香りも漂う加賀伝統の和菓子です。

桜もなか(6個入) ¥1,080
販売期間:2月1日~4月中旬

森八

TEL 076-262-6251

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黒船「黒船最中 桜」「桜どらやき」

黒船「黒船最中 桜」「桜どらやき」

看板商品のカステラをはじめ、和の雰囲気を持ちながら異国情緒漂うお菓子が並ぶ「黒船」。原料にこだわった奥深い味わいと洗練された美しいパッケージが特長で、人の心を打つ手土産としても高い人気を誇ります。
この店が春季限定で販売するのが、北海道産の白いんげん豆“手亡豆” に、刻んだ桜葉を加えた桜あんを使用したお菓子。

店名の黒船をかたどった白い最中皮とピンク色の桜あんの彩りが華やかな「黒船最中 桜」は、桜あんのほのかな塩味がアクセントになっており、軽やかで上品な味わい。最中皮とあんは別包装になっているので、食べる時に自分で挟んで仕上げることでサクッとした最中皮の食感を最大限に楽しめます。

また店頭限定品として、もっちりとした生地で桜あんと求肥を包み込んだ「桜どらやき」を販売。表面の桜の焼印が可愛らしく、どら皮と求肥という2つの“もちもち” が幸せな食感を演出します。
始まりの季節、春。祝い事も多いこの季節に、晴れやかなパッケージに包まれた桜のお菓子の贈り物はいかがでしょうか。

黒船最中 桜 ¥292
販売期間:2月15日~4月上旬
桜どらやき ¥270
販売期間:2月15日~4月上旬

黒船

TEL 0120-159-622

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大野屋「あけぼの」

大野屋「あけぼの」

1838年の創業から9代にわたり、富山県・高岡の伝統的な街並みの中でお菓子を作り続けてきた「大野屋」。高岡市の中でも有数の歴史を持つこの老舗の銘菓のひとつが、希望に満ちた明け方の情景をモチーフとした「あけぼの」です。

そのまま溶けてしまいそうな優しい色合いに、氷の欠片を纏ったような繊細な姿。紅白の丸い煎餅で挟み込んでいるのは、餅を凍らせて乾燥させた“氷餅” をまぶした求肥でこしあんを包んだもの。
こしあんは厳選した赤小豆をあっさりと炊いて丁寧に漉したもので、ほんのりと甘くパリッとした煎餅との相性はまさに絶妙。シンプルな素材の組み合わせだからこそ、洗練された和菓子作りの技術が分かります。

縁起の良い紅白に込められた、新しい一日への期待と祝福。優しさに満ち溢れた「あけぼの」は、春のお祝いの贈り物にも最適です。

あけぼの ¥119
販売期間:通年

大野屋

TEL 0766-25-0215

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俵屋吉富「春は曙」「花のもち」

俵屋吉富「春は曙」「花のもち」

“常にいい菓子を求め、菓子道に励むこと”。「菓心求道」という4字に込められたその志を胸に、人の心に残る美しいお菓子を生み出してきた「俵屋吉富」。京都の四季や歴史をモチーフにした菓子づくりを得意とする、1755年創業の京菓子店です。

この老舗菓子店の春ならではの味が、朝日に浮かび上がる春の情景を思わせる欧風仕立ての一口羊羹「春は曙」。層を重ねた焼き生地と春らしい彩りの羊羹が合わせられており、しっとり、ふんわりとした欧風生地となめらかな羊羹という2つの食感の取り合わせが面白い新感覚の京菓子です。

そしてもうひとつ俵屋吉富の春ならではといえるのが、求肥で作られた桜色の一口餅菓子「花のもち」。桜の華やかな風味と求肥の柔らかくやさしい食感を存分に楽しめます。「春は曙」と「花のもち」は、どちらも4 月半ばまでの期間限定品。
この時期だけの老舗の春の味を堪能しましょう。

春は曙 ¥216
販売期間:1月10日頃~4月17日頃
花のもち ¥864
販売期間:2月4日頃~4月17日頃

俵屋吉富

TEL 075-432-2211

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