和食STYLE

classy

パックを使えば簡単に作れるんです

彼が喜ぶ❤︎だしレシピ

素材の旨味を活かした〝だし〟を使った料理は、
シンプルなメニューでも美味しさがぐんっと増すので、ワンランク上の味わいに。
最近では手間がかからないだしパックが大流行。忙しい人や面倒くさがりなあなたも問題なし!
〝だしレシピ〟を活用して彼の胃袋をガッチリ掴んで♪

彼が喜ぶ❤︎だしレシピ

だしブームがキテます!

だしが手に入りやすいグロッサリーストアも人気です

国内外の食料品やキッチン雑貨などを取り扱うショップでは、様々なだし関連の商品が手に入ります。

AKOMEYA TOKYO

AKOMEYA TOKYO

20種類以上のお米を中心に、炊きたての白いご飯をより美味しくする食材や道具などが並ぶ。店内の食品を使った料理が楽しめるAKOMEYA厨房も併設。

DATE
中央区銀座2-2-6/☎03-6758-0270
営業 11:00~21:00
不定休

マイスタヴェルクフーズ

マイスタヴェルクフーズ

世界各国・日本各地から、調味料や加工食品、菓子やドリンク類など幅広いアイテムを集めた食のセレクトショップ。併設しているカフェにはテラス席もあり。

DATE
港区元麻布1-4-27/☎03-3451-7705
営業 火~土9:00~19:00/日・祝10:00~18:00
休み 月曜

昨年はだしをテーマにした書籍も多数リリース!

だし初心者から日本料理人まで、様々な著者が手掛ける、〝だし本〟が話題を集めています。

だしの教科書

『だしの教科書』
本田祥子監修(宝島社)¥500

和食の基本となる「かつおだし」「昆布だし」「煮干しだし」「乾しいたけだし」の取り方、料理によっての使い分けなどをレシピとともに紹介。

だし生活、はじめました。

『だし生活、はじめました。』
梅津有希子(祥伝社)¥1,400

ライター・編集者として活躍する著者が、だし生活を通して「太らない・減塩になる・イライラしない」といった、健康的に変化した暮らしを綴る。

味に差がつく!基本のだし

『味に差がつく!基本のだし』
秋山直浩(PHP研究所)¥1,300

著者は、京都で人気の日本料理店「上賀茂 秋山」の店主・秋山直浩氏。家庭でできる美味しいだしの取り方と季節折々の料理レシピを紹介。

注目の4品をピックアップ

だしパックなら手間いらずで簡単に美味しく

素材を活かしたこだわりの味ながら手間がいらない、お手軽なだしパックが便利です。
日本橋、京都、福岡など、各地のだしが味わえる優れものをご紹介。

A にんべんの「鰹節だしぱっく(かつお・昆布)」

鰹節と昆布だけを素材にした
どんな料理にも使える基本のだし
元禄12年創業、鰹節を扱う老舗メーカーのだしパック。厳選した国内産の本枯鰹節と昆布のみを使用し、抽出しやすいテトラ型ティーバッグタイプを採用。味噌汁やお吸い物、煮物などあらゆる料理に使えます。10g×6袋¥600(にんべん)

B うね乃の「おだしのパックじん(黄)」

食文化の伝統を支える「京都のおだし」は
くせのない味わいです
京都のだし専門店が手掛ける、無添加のだしパック。国産の鰹節・昆布・しいたけを使い、京料理のベースとなるだしが手軽に取れます。他に、野菜100%のヘルシーな緑、サバやイワシを加えた赤があります。7g×18袋¥1,100(うね乃)
だしパック

C 久原本家 茅乃舎の「野菜だし」

シチューやピラフなど洋風料理にも
活躍してくれる野菜たっぷりだし
明治26年創業の醤油蔵をルーツとするブランドの野菜だしは、玉ねぎや人参など5つの野菜を使用し、塩で下味をつけています。刻んだ野菜入りなので袋を破って使えば、野菜の食感と旨味が活きたスープに。8g×24袋¥1,800(久原本家 茅乃舎)

D 味の兵四郎の「あご入兵四郎だし」

独特の旨味を持つ「あご」入りだしは
手間いらずでワンランク上の味に
福岡を拠点とし、あご(トビウオ)だしを中心に展開する会社。長崎県沖で獲れた新鮮なあごを炭火焼きにしたものに、鰹節や昆布など5種類の国産だし素材と調味料をブレンド。これ一つで料理の味が決まります。9g×18袋¥1,200(味の兵四郎)

再注目の「だし」を使って料理上手になりましょう

2014年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、海外はもちろん、国内でも日本の食文化が再評価されています。世代を問わず、欧米化された食生活から、和食への揺り戻しが起きているように感じます。

和食では、だしは「素材の旨味を補うもの」。肉・魚・野菜などの材料にだしを加えて調理すれば、素材の風味を活かしつつ、料理の旨味がぐっと増します。過剰な味つけをする必要がないので、減塩にもなりますよ。だしを上手に使えば、塩分控えめの健康的な料理を楽しめます!

だしは、昆布や鰹節、しいたけなど旨味が凝縮した食材から取ることができます。昆布のグルタミン酸と鰹節のイノシン酸が合わさると、相乗効果で強い旨味が生まれるのです。この昆布と鰹節の合わせだしは、どんな料理にも使いやすいですね。さらに、牛肉など味わいが濃いものを使うときには、だしは昆布と鰹節だけでシンプルに、さっぱりした蕎麦のかけつゆには、いい意味で雑味がある煮干しのだしで、と使い分けると一層美味しく仕上がります。

今はだしパックの種類が豊富に揃い、だしが手軽に楽しめると思います。ぜひ、だしを取り入れて、美味しくヘルシーな料理を楽しんでみてください。

料理研究家 髙井英克先生
料理研究家 髙井英克先生

たかい・ひでかつ
1981年生まれ、岐阜県出身。京都、東京の料理店で修業をして経験を積み、2009年に料理研究家として独立。都内を中心に各地で料理教室を開催する他、テレビや雑誌などのメディアにも出演。2014年に名古屋にて「和食 髙」を開店。

「にんべん」の鰹節だしぱっくを使って!

彼が思わずぐっとくるだしフル活用レシピ

「○○な料理が食べたい!」という男子のリクエストに応えて、
胃袋をがっちり掴むメニューを髙井先生が伝授します!

レシピ制作・調理/髙井英克 撮影/在本彌生 スタイリング/岡本ゆかこ 取材/首藤奈穂 編集/廣瀬園美

CLASSY. 2016年4月号より